節分と厄除けと立春大吉
翠蓮でございます。
昔から立春は1年の始まりと言われており節分の翌日の2月4日を立春といいます。
立春とは「春」の初日になり春の季語が用いられる季節になります。
禅宗では立春の日に「立春大吉」とかかれた厄除けのお札を門扉に一年間貼ります。文字が左右対称になって見えるため、鬼は文字の裏面を読んでいても裏も表も同じ文字に見えてしまうため、鬼は家に入れず家の外に出ていってくれると言うものです。
厄災除けとして昔から大切にされているお札のひとつです。
立春とは冬と春の分かれる節目の日になるため節分を明けて立春と呼びます。
旧暦では1年の始まりを立春としたため2月3日は大晦日と同じように考えられていました。
節分は「鬼は外、福は内」と無病息災や家内円満を願い、豆に願いをこめて歳の数だけ食すとか
節分豆を通して厄除けが皆さんの家庭でもおこなわれると思います。
節分の豆まきの伝統行事に、最近では恵方巻きもブームになりデパートでは「ハイブリット恵方巻き」なる多種多様の恵方巻きも人気の様です。
恵方巻きの食べ方にもルールがあるようで、太巻きをひとり1本、恵方を向いて願い事をしながら黙々と食べる。
途中で喋ってしまうと運が逃げてしまうので食べ終えるまで口はきいてはいけません。
頑張って食べ終えるとその年は幸運がめぐってくると言い伝えられています。
節分に恵方巻きを食べるのには巻きずしを「巻く」ということから「福を巻き込む」・「切らずに食べる」ことから「縁を切らない」という意味が込められております。
また、恵方巻きを鬼の金棒にみたて鬼退治をするという意味も込められております。
恵方とは十干により、その年の幸運を招く方角のこと。歳徳神のつかさどる方角とされています。
恵方は毎年変わりますが、今年の2015年は西南西の方角になります。
皆様のご家庭でも今年の幸運を願い恵方を向いて厄苦を祓い開運を引き寄せましょう。
即應翠蓮 合掌