この世にて慈悲も悪事もせぬ人はさぞや閻魔も困り給わん
即應翠蓮でございます。
アニメ「一休さん」でお馴染みの臨済宗の僧「一休宗純和尚」が『狂歌問答』で述べられたお言葉です。
世の中には、他人を思いやり、情け深い人もいる一方で、何らかの事情で悪事に手を染める人もいます。
また、生きていくなかで誰しもが失敗したり、人を傷つけてしまうこともあるでしょう。
しかし、それも生きていればこそなのです。
与えられた環境の中で何もせず、ただ単に日々を過ごすことは生きていると言えるでしょうか。
一休は、生きていればこそ、良いことも悪いことも重なり、互いが切磋琢磨し合う人生を送ることを望んでおられたのだと思います。
失敗することがあっても間違えを恐れず行動する。これが大切なことでしょう。
良い一日をお過ごしください。
即應翠蓮 合掌